大石垣の全容。生い茂っていた雑木と雑草が取り除かれた直後の状態。

以下は10月28日頃に、びわ湖放送局によって公開された動画のスクリーンショット。この動画はドローンで撮影されており、大石垣の全容が一目でわかる。
びわ湖放送開局50周年記念「近江の城跡探訪」~観音寺城~

以下は2022年11月7日に撮影した大石垣の記録写真

大きく崩落している箇所を下から見上げる（2枚の写真をパノラマ合成）

東西に延びる大石垣の東側を見上げる。

南側に回り込むように進む。

石垣の東の角あたりが大きく崩れている。

遠景。

遠景。

東西に延びる石垣の西の角あたりから見上げる。

東西に延びる石垣の東の角のあたり。

女郎岩郭。この下のあたりが崩れている。

史跡観音寺城跡石垣基礎調査報告書の石垣調査カルテと照らし合わせる

報告書の石垣番号123と122の石垣は繋がっており、連続した一つの石垣を形成しています。大きく崩れているのは、この２つ石垣が綱が繋がるあたりです。
石垣カルテでは、番号123の東の角と122の西の角のあたりに崩落がある事が示されています。この事から、崩落が発行された2010年の時点ですでにこの場所が崩落していた事が分かります。しかし現在では崩落範囲が拡大しており、石垣番号122のカルテに「ハラミ」と示された箇所が崩落してしまっているようにも見えます。今なお崩落が進んでいるのではないでしょうか。また、崩落箇所では地肌があらわになり、雨に叩かれたり流水の浸食で斜面が崩れたりする事も心配されます。