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今年は500周年の節目の年!

2024年が無事始まりました。そこで歴史を振り返り、今年で何年目?という月並みなテーマを取り上げてみました。

まず、今年は500周年にあたるお目出たい年ですよ!というお話から始めましょう。

1523年(大永3年)、六角定頼が観音寺城に家臣団を結集させるため城割を命じたとされており、このあと大改造が行われ、今残っているような石垣の城に生まれ変わったと考えられています。
しかし、1523年から数えると今年で501年という事になってしまいます。そこでこの改修事業へ着手をその1年後と(勝手に推定)すれば、今年は改修を始めてから500年目という、極めつきの節目の年に仕上がります。

もうひとつ、今年は六角氏による組織的な抗戦が集結してから450年の節目にあたります。

1574年(天正二年)、六角義賢は鯰江城から菩提寺城と石部城に逃走するも、佐久間信盛に囲まれ、翌年、夜間の雨に紛れ信楽に逃走したと伝えられています。1575年までは残存していた菩提寺城と石部城に立て籠ったという事ですが、戦わず逃走したという事なので、抗戦集結から450年という節目の年という事になります。

最後に、に主だった出来事を拾いあげてみました。

  • 1523年(大永3年):六角定頼が観音寺城に家臣団を結集させるための城割を命じる。
  • 1563年(永禄六年):観音寺騒動により六角体制が崩壊。
  • 1567年(永禄十年):六角氏式目により体制の再構築。
  • 1568年(永禄十一年):信長侵攻により観音寺城が落城。
  • 1573年(天正元年):六角氏の組織的な戦闘が終結。
  • 1574年(天正二年):六角氏が戦闘事拠点を完全に喪失。以後、城を名乗る拠点に立て籠った記録は見当たらない。

500年・450年目というのは滅多にやって来ませんので、何とかこれをうまく活用して、整備プロジェクトや見学イベントを盛り上げたいものでです。

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