坂道を制する、石段の活用と木製階段の敷設
本谷エリアもだいぶ開けてきたので、可視化の作業に区切りを付け、通行路の整備に軸足をう移しつつあります。
観音寺城跡には多くの古道が残っていますが、道は険しく、防御のために傾斜を強めているような箇所もあります。
このような道筋を安全に行き来できるように整備しなくてはなりません。幸い、観音寺城跡では至るところに石段が敷設されており、これらを覆っている腐葉土を取り除けば、ずいぶん歩き易くなるはずです。一方、石段の無い急な坂には新たな階段が必要です。
しかしこのような整備は現状変更の許容範囲内で行わなくてはなりません。そこで 整備直後の追手道の様子を記録した写真が残っていたのでアップしました。なおこの整備は 2009年に滋賀県の事業で実施されたものです。
左の2枚:腐葉土が取り除かれた旧道の石段。右の2枚:整備前(2008年)。写真はクリックで拡大できます
腐葉土は除去されていますが、地面は削られていないように見えます。
急な坂に敷設された木の階段。写真はクリックで拡大できます
本谷エリアにもこんな階段が必要かもしれません。
以下、階段を登り切っ後の道筋の様子です。こちらの道筋は傾斜が少ないため階段は付けられていません。
伝池田丸から伝平井丸に通じる道。写真はクリックで拡大できます
遺構の保全と利用環境の保全は、相反する場合があります。前例を参考にしながら、遺構に優しい方法で整備を進めたいものです。
